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沖縄旅行の前に知っておきたかったこと【ハブに注意!編】

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沖縄では、「ハブに注意!」の看板をよく見かけました。

普通の街の小さな公園でも見かけました。

「そんな普通にいるなら、もしかするとハブちゃん見れるかなー」

沖縄に行ったはじめの頃は、そんな軽い感じで考えてました。

しかし、ハブはそんなカワイイものじゃありません!

近年被害が減ったとはいえ、沖縄では年間50〜70名ほどのひとが
ハブの被害に遭っているそうです。

フラフラと沖縄本土を1周した私が、予め知っておきたかった、
本当に怖いハブちゃんについて振り返ります。

ハブの危険性

ハブは大きいもので全長2m以上にもなりますが、
サイズ的に人を飲み込むことはできません。
また、巻き付いて締め付けるような力もありません。

しかし、ハブは頭にあるセンサーで熱を感知すると即座に咬み付いてきます。
相手が飲み込めるサイズかどうかなど見境なしに。。。

そして何より怖いのは、ハブが持つ毒です!

実は、マムシより毒自体は弱いそうですが、
体が大きいため、それを補う量の毒を送り込んできます。
その結果、甚大な被害に至ることも。

咬まれると、5分以内に痛み、腫れ、吐き気、酷い時は意識障害などもあります。
また、腫れで血管が圧迫され患部が壊死し、後遺症になることもあるそう。

ただ、現在では病院に行けば死亡することはほぼないそうです。

下のサイトさんで、咬まれたひとの傷跡写真が載っています。
どちらも血清がない混種に咬まれてしまったようで、痛々しいです。。。
※傷口とか見るの苦手なひとはご注意ください。

ハブの種類

ハブハブ言ってますが、ハブにも種類があります。

下はネオパークオキナワで見かけたポスターです。

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危険なのは左の4種類、、、全部ハブ類ですね。

1番被害が多いのは1番左上のハブで、ホンハブとも呼ばれます。

ネズミを食べるので人家近くにも多く、被害も多いようです。
そして、体も大きいので毒量も多い。 要注意です。

一方、ヒメハブは毒が弱めで体も小さいです。
死亡例もなく、血清も作られていないとか。
とはいえ、毒を持っていることには変わらないので、油断禁物ですね。

ちなみに、ハブは沖縄全域にいるわけではありません。
与那国島や宮古島など、ハブがいないとされる島もあります。

詳細は下のサイトさんが分かりやすいです。

ハブに出遭わないために

さて、怖いハブに遭遇しないためには、どうすればよいでしょうか?

それは、ハブがいそうなところに近づかない! です!

下あたりが主な住処とのことです。 注意しましょう!

  • 草むら
  • 石垣

日中

ハブは夜行性ですが、日中も草むらや畑などには近づかない方がいいです。
実際、ハブの被害は畑が1番多いようです。

もし観光で森や林を歩くときは、木の枝にもご注意を!
ハブは木にも登ります。

上にも注意。下にも注意。 疲れますね。。。

日中はできるだけ、おひさまの下を歩きましょーねー。

夜間

夜はハブが活動的になります。
暗くなってきたら林や草むらに絶対近づかないこと!

これがまず一番です。

しかし、ハブは夜になると水飲み場まで移動するので、
側溝や道路などでも気をつけた方がいいらしいです。

電灯が少ないところは、ライトで前方を照らして注意しながら進んでくださいね。

瀬底島などは、電灯が少くて夜はめっちゃ暗かったです。。。
「ハブも出るよ」と地元のひとに聞いていたのでヒヤヒヤでした。。。

ただ、ハブの通り道はだいたい決まっているとか。

実際にハブが出る地域の住人さんなら、ハブ情報を持ってるでしょう。
居酒屋さんなどでオススメスポットと一緒にハブ情報も要チェックです♪

もしハブに出遭ってしまったら

万が一ハブに出遭ってしまったら。。。

まず、ハブの攻撃範囲に入ってはいけません!

ハブの攻撃範囲は全長の 1/2 〜 2/3 といわれています。

ハブは大きいもので2m前半ほどです。
なので、1.5m以上、余裕を持って2m離れていれば大丈夫。

と、地元のひとも仰ってました。

絶対に2m以内に近づかないようにしましょう。

そして、焦らず落ち着いて逃げましょう!

ちなみに、ひとが逃げても追ってはこないそうです。

もしハブに咬まれてしまったら

先程の、ネオパークオキナワで見かけたポスターの続きです。
ハブに咬まれた場合の対応が載っていました。

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ちょっと写真は見づらいので、対応の要点だけ。

  1. 咬んできたヘビがハブか確認する
  2. ハブなら助けを呼び、病院へ (走らない)
  3. 傷口から血と一緒に毒を吸い出す (口で吸い出してもOK)
  4. ゆるく縛る (縛り方はこちらを参考)

 

私の考えですが、咬まれた場合は素人が自分で判断するより、
ひとまずヘビの写真でも撮って、救急車を呼ぶのが良いのではないかと。

また、咬まれた際にちょっとやっちゃいそうだなぁと思うのが、
早く病院に行こうと走ったり、毒の回りを防ごうと
タオルなどで患部付近を強く縛ることです。

どちらも逆効果なので、気をつけましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

ハブって怖いですね。

ただ、沖縄に行くのが怖いなぁと思われたら申し訳ないので、補足します。

案外、地元のひとでも日常でハブを見たというひとは少ないようです。
沖縄は割りと繁華街も多いですし、そういう場所には滅多にいないかと。

なので、基本的に下のルールを守っていれば良いかと思います。

  • 畑や草むらには近づかない
  • 観光で山や林に入るときは、足元と木の枝にも注意
    • ガイドさんについてもらったら安心かも
  • 暗い夜道を歩くならライトは必須(スマホにもあるよね)
  • ヘビを見かけたら2m以内に近づかない

万が一、運悪くヘビに咬まれてしまったら、必ず病院に行ってくださいね。

とても楽しい沖縄旅行。
ハブに咬まれて病院で過ごしました、では悲し過ぎます。

ちょっと頭の片隅にハブの存在を置いといてくださいまし。

それでは、はぶぁないすとりっぷ♪

参考

もっとハブについて知りたい方は、下の沖縄県公式サイトも
参考にされてはいかがでしょうか?